【 第八回半空文学賞 テーマ『栗林公園』 】
入賞作品は以下の通りです。
《 最優秀賞(香川県知事賞) 》
『蓮の花咲いた』亀谷美奈代
《 入賞 》※順不同
『ジョバンニの船』ぷくのすけ
『いつもそこにあった風景』アオリイカ
『シロクマダイブ』青乃家
『コイに・・・』空遊人
『キーホルダー』大西典子
『わたしのおさんぽ』佐藤咲曲
『3姉妹とおじさん』松井ナオコ
『影映の呼吸』中村有
『いつまでも』森合れい
以上
〈 亀谷美奈代氏の『蓮の花咲いた』について 〉
10作品が最終選考に残った。山下淳二氏、佃昌道氏、山本知子氏、半空文学賞実行委員会からは、中川隼、住山直紀、岡田陽介が出席して、最優秀賞にはどの作品がふさわしいのか、それぞれに意見を出し合った。独創的なアプローチの作品、日常の中の少しだけ特別な出来事を鮮やかに切り取った作品、栗林公園を深く見つめて自己との対話を重ねていく作品、どの作品も栗林公園を舞台として、生き生きとした人間が描かれている。なかでも亀谷氏の『蓮の花咲いた』は、特に記憶に残る作品だ。「A4用紙片面1枚以内」という限られた文字数制限の中で、「現在」と「過去」を横断しながら、主人公の体温や感情をこちらに伝えてくる文章の運びが見事だ。どんな人でも感情移入してしまうのではないだろうか。この作品を読んだ人はきっと、栗林公園に足を運び、小説の内容を回想しながら、件の池に向かうことだろう。そのとき「文学」と「現実」が結びつき、その体験は記憶の中で豊かな香りを漂わせるに違いない。
——半空文学賞 主宰 岡田陽介
これから入賞作品を収録した本を制作します。
販売日は決まり次第SNSやHPでお知らせします。
テーマ | 栗林公園 |
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応募規定 |
小説もしくはエッセイ ・A4用紙片面1枚以内。 (字数は問いません。原稿用紙でなくても構いません。手書きでも構いません。作品は未発表のものに限ります。) ・郵送、持ち込みのみ受け付けます。 ・連絡先の個人情報を記載される場合、応募作品とは別に記載してください。 ※メールやデータでの投稿は受け付けておりません。 |
応募期間 |
令和6年6月1日~令和6年12月31日 ※当日消印有効 |
入賞発表 |
令和7年3月16日(日曜日・栗林公園開園記念日) |
入賞作品 |
10作品程度。うち1作品を最優秀賞(香川県知事賞)として表彰。入賞作品集を制作紙販売。 |
送付・投函 |
【郵送・持ち込み】 半空文学賞実行委員会(株式会社 半空) 〒760-0052 香川県高松市瓦町 1-10-18 北原ビル2F TEL 087-861-3070 【持ち込みのみ】香川県栗林公園観光事務所 |
共催 |
栗林公園にぎわいづくり委員会 |
後援 | 香川県 |
山下淳二(栗林公園にぎわいづくり委員会アドバイザー/香川県情報発信参与) |
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佃昌道(栗林公園にぎわいづくり委員会アドバイザー/高松大学・高松短期大学学長) |
山本知子(香川県栗林公園観光事務所長) |
岡田 陽介(半空文学賞 主宰) |
半空文学賞実行委員 |
※ 応募された文章に関する諸権利は、弊社が管理することとし、原稿は返却いたしません。
応募された方の個人情報は本文学賞以外の目的に利用することはありません。